MAHA POWEREX バッテリーアナライザ MH-C9000を使った電池選別法まとめ

現時点でのMAHA POWEREX バッテリーアナライザ MH-C9000を使った選別方法のメモ

手順

  1. 満充電状態の電池を追い充電*1かけてから1A放電*2
  2. 放電開始直後の電圧で、1.15V切ってるやつは引退。*3
  3. 放電容量で並べてみて、他のヤツよりも極端に低いのは二軍落ち候補。


以上が基本の選別方法。
ちなみにORION電池については私の環境【1A放電】では、放電容量が、610mAh以下で二軍落ち候補入りとなるパターンが多い。670mAhで中堅クラス

例外事項

ただし電池は「生もの」なので例外事項も多い。

  • 放電開始直後の電圧で、1.2V以下は2軍、もしくは補欠扱い。理想は1.3V以上欲しい。1.34V以上ならエリート集団(^^;
  • 二軍落ち候補のなかでも、放電開始直後の電圧で 1.28V以上*4出せるなら敗者復活で一軍で使うことも。
  • 電池の種類によっては放電容量が当てにならないことも。例えばENELOOPは、パンチのないゴミ電池状態でも放電容量が770mAh±20で、元気なヤツと同じぐらいで並ぶ。これだけだと弱った電池かどうかの区別がつかない。平均電圧や内部抵抗など、別の指標でないと判断つかないかも。MH-C9000でがんばるとしたら、放電容量の30mAh時点の電圧をチェックする方法もあり。放電開始後、30mAh程度で電圧が1.2V以下に落ちるなら補欠か引退させる。

電池選別は難しい

ORION電池だと上記手順で選別してます。狙いとしては、終わってる電池が排除できればOKというところで満足(妥協?)してます。電池自体が寝てる可能性もあるので、購入直後のものは2パックほど使ってから計測した方が良いかも。

でも平均電圧や内部抵抗が見れたら、さらに幸せになれそう。1.2Vまでの平均電圧や放電容量が見れると夢のエリート選抜チームができるんじゃマイカと妄想。
あぁマッチモア CTX-D2が欲しい(^^;

2009/08追記

アクト電子から電池電圧チェッカーを購入したので、一軍二軍の選別はMH-C9000の画面とにらめっこしなくてもよくなった。電池を入れるだけで結果がわかるので、より短時間で処理できるようになった。

放電容量計測以外は電池電圧チェッカーで可能なので、MH-C9000は放電容量計測にしか使わなくなりました(^^;

※乾電池の残量チェックやニッケル水素電池の
充電状態チェックに!

電池電圧チェッカー組み立てキット
http://homepage3.nifty.com/act-ele/batv21/batv1.htm

負荷電圧差のチェックで内部抵抗を推測できる。

動画中、
ボタン押しっぱなしで表示される「0.14」が負荷電圧差の値(=小さいほど元気な電池)

ボタン離したときの「1.15」の値が負荷かかってる状態の電圧。

スイッチを戻したときに表示される「1.29」が無負荷の電圧(=テスターを当てて見える電圧)

1.29 - 1.15 = 0.14 という計算

この数字で並び替えることで、電池の特性が揃ったマッチングが可能・・・かもしれない。
(マッチングの精度を上げたければ、それなりの手順が必要かも)

とはいえ、電池入れてボタン押したら、すぐに結果が見えるので、
他の放電器をつかった作業にくらべたら、大量の電池を仕分けるとスピード感が段違いに速い。

*1:追い充電は違う方式の充電器でやる方が良いかも

*2:表示される電圧を見て、極端に低いのはちゃんと充電できてない可能性あり。充電条件を揃えるのは慣れるまで難しい。温度重要。温度は高いなら高い、低いなら低いで、条件を統一する必要あり。私は面倒なので冷めた状態で統一

*3:充電が失敗してる可能性もあるので、何度かチェックが必要

*4:開始直後が1.3V以上欲しいが、画面表示の切替は、電圧が一番最後に表示されるので、タイミングが遅くて1.3Vを切ってしまう場合も。そのため1.28Vを基準としてる。